2021-05-22

最終回がうまく弾けなくても

ヴァイオリンの弓の毛替えをして、前よりも弾きやすく良い音になったと感じるのと同時に、これまでとは少し違う使い勝手に松脂を増やしたり減らしたり、弓の張りや持つ位置を変えてみたりして感触を確かめ中でしたが、レッスンの日が来てしまいました。

毛替えした弓の今の状態はとても良く、使い勝手の加減などを改めて提案され、今回で最終回の曲をそうやって弾きました。言われたことがなかなかすぐにはできないのと、仕上げ演奏といわれると緊張もして、家でやっていた時にはもう少し良くできた日もあったのに残念だなぁ…。

これまでは最終回でうまく弾けないと(いつもそうです)落ち込んでがっかりして終わることが多かったけれど、今回は、いえ、その前くらいからそれほど落ち込まなくなってきました。好きな曲に取り組める嬉しさや、時々でも練習の時に幸せな気持ちになることがあって、最後の演奏でうまく弾けなかったからと言ってそれが全て無くなってしまう訳ではなく、その全部が、わたしがヴァイオリンを弾くということだと思えるようになったのかもしれません。

もっと思うように弾けるようになりたい!と、前と同じように思っています。それに向けてやることも特に変わっていないはず。でもわたしにとってヴァイオリンを弾くことの動機というか目的というか、が、少しずつ変わってきている気配があります。言葉にするの、難しいけれど、ただ「良い音が出たら嬉しい」かな。


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