弓の毛替えに行きました
ヴァイオリンの弓の毛替えと楽器の点検に行って来ました。半年に一度と決めていますが7カ月経ってしまった。その前に弦も新しいものに交換しました。毛替えの前に交換と決めておくと忘れないので。そうでもしないとずーっと使ってしまいます。
お世話になっているヴァイオリンの工房は、いつでもやっぱり好きな場所です。やっぱりというのは、前はそういう場所(別のことろです)は緊張したり気後れがして怖いような気がしていたから。今はそんなことないのに。
今回の毛替えに使ったのはモンゴルの毛ということです。数種類の中から弓に合いそうなものを選んでとのことで(何という贅沢なこと!)、その場で松脂を塗って試したところ、弓全体が軽くなったように感じました。レッスンのお部屋が変わっただけで動揺してしまうのだから、いつもと違う場所でほんとに分かってるの?とも思いますが、第一印象は大切です。
家のいつもの部屋で弾いたところ、やはり軽く柔らかい印象です。最初はこれまでと同じように弾こうとして勝手が違いあれ?あれ?と少し違和感があったけれど、今日はもう慣れたのか、雨なのにとても良く、前よりも楽な気持ちで(←わたしにはここがとても重要)弾けます。
工房で、毛替え用の毛を触らせてもらったところ、太さや弾力がそれぞれかなり違いました。弓の性質や使っている楽器、弾く人の弾き方や好み等でどの毛が合うかはやってみないと分からないこと。前の毛は今回のよりも硬いものだったようで、そう聞くと、なるほど、うまく言葉にできないけれどそうだったんだ…と納得です。
トルテじゃないけれど「TOURTE」のスタンプのわたしの弓について、改めてこの辺の物ではないか?というお話を聞いたりもしました。ストラディヴァリやグァルネリと言われていたものが実際はそうでなかったということもあるそうなので、何が本物なのかは分かりませんが、自分が使うには十分過ぎる弓だということは分かります。
弦を替え弓の毛替えもして、気分がスッキリして嬉しいです。明日になったら気のせいだったかも?と思うことはよくあるのですが、今日は良い音が出たような気がして、満足です。