2021-11-17

シチリアーノ、もうすぐ最終回です

ついこの前始めたシチリアーノという曲、数日後に仕上げの予定です。先生があまり長くはやらないとおっしゃった通り、あっという間に終わりがやってきてしまいました。シンプルなメロディーの短い曲をどう弾くか永遠に楽しめそうですが、現時点での方針がある程度決まったので、その後は自分でやっていくことになるのでしょう。

なんとなく好きないい曲~と思っていただけでノープランだったのが、やっていくうちに色々な情景が浮かぶようになり物語のようなものができあがりました。それがどんな物語なのかは先生にもお話ししないことで、ヴァイオリンの音でわたしなりに伝えられたらと思います。聞いて感じることが、わたしの思う物語と違っても良いのです。何かを受け取ってもらうことができれば。

昨夜ひとりで家で練習しながら、こんなふうに頭の中の妄想と一緒になって弾くことは幸せだなぁ、わたし、ヴァイオリン弾くようになって良かった…と思いました。いざレッスンで弾くとなると、こういう妄想チックなわたしではなくなってしまうのが常ですが、いい加減そういうのはやめにして、弾きながら素敵な世界に先生をお誘いすることができたらと思います。

自分で書いてしまってビックリしていますが、ヴァイオリンを聞いてもらうというのはそういうことなのですよね。いつもそう言われているのに、「先生、聞かないでください、見ないでください」という謎のオーラを発している自覚があります。いつものように、音程が~とか、弓が~とか、いろいろ事故が起こるのは回避できないと思うけれど、終わった時にそれを忘れてしまうような演奏にしてみたいです。 (先生は忘れないでしょうけれど、笑)

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